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梟ーフクロウーのたむたむのレビュー・感想・評価

梟ーフクロウー(2022年製作の映画)
3.8
朝鮮王朝時代の記録物「仁祖実録」に残された‟怪奇の死"にまつわる謎を題材とした、本作が長編デビューとなるアン・テジン監督によるサスペンススリラー。

怪死を目撃してしまった、宮廷で働く盲人の鍼医ギョンスが、事の真相を暴く様をスリリングに描く。

実は私、韓国映画を劇場鑑賞するのは本作が初。
韓国人の名前を憶えるのが苦手で普段から敬遠しがちなのですが、これは予告から気になっていた作品かつ、高評価に背中を押され観に行ってきました♪…にしても『ボーはおそれている』と同日ハシゴするなんて、私どうかしてたわw

いわゆる韓国の時代劇、になるのかな。
あまり韓国作品に免疫ないくせして、初めての劇場鑑賞で本作をチョイスするなど、少しハードル高いかなぁと不安はあったものの、杞憂でした。

正直いうと前半は世界観に入り込みにくく、やや退屈気味。(たぶん個人的な問題)が、後半一気に目が離せない展開になるので、そこからはもう釘付け!開始前から寝ていた隣のオジさんも、起きて観てたし(笑)

見事な光と闇の対比的描写。キレの良いラストの締め方も良き。あと何気に音楽が秀逸!楽曲センスは勿論のこと、メリハリやタイミングに至るまでバチバチにキマっていた。

ギョンスの秘密に擬えたタイトルも洒落てる✧
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