Kamesuke

猿の惑星/キングダムのKamesukeのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.9
リブート版のシーザー三部作の300年後を描いた新作。
完全新作を謳ってるけど実質4作目。

新主人公ノアが世界の真実を知っていく成長譚。
正直人類はほぼ滅亡して「退化した人間」と「進化した猿」の物語を期待していたんだけど、本作もまた続編ありきの序章のようでこれだとまた猿vs人間に陥っていく予感。

本作の敵役で祖シーザーの思想を歪めて名を騙るプロキシマス・シーザーが思ったより出番少なめ。『ゴジラ×コング』のスカーキングよりよっぽど理知的で目的意識もはっきりしてるんだけど、個人的にもっとこう威厳が欲しかったなぁと。

人間ノヴァ役のフレイヤ・アーランかわいい(ウィッチャーのシリラ!)けど、中盤や終盤のある行動でえ?とドン引いてしまうのは反応として正解ですよね?
ってかシリーズに出てくる人間の少女の名前がなぜノヴァなのかというメタな説明あり。

シリーズではずっと穏健派として出てくるオランウータンは癒しなのでラカさんの再登場求む。

文明が滅んで緑地化した地球の光景はラスアスとかホライゾンゼロ・ドーンっぽかった。
監督の次作が実写ゼルダの伝説なのも納得。

ただなんというか直近の『ゴジラ×コング』も実質猿の惑星だったしあらすじも被ってて公開のタイミングが色々と惜しいのは事実…。
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