マシュー・ヴォーン最新作。
マシュー・ヴォーン印と言ってもいいケレン味あるアクション演出は健在だけど『キングスマン』との差別化のためか悪趣味要素は控えめでバイオレンス描写はほぼ皆無。
スパイものらしく何度も二転三転どんでん返しが起こる展開もややくどくて冗長に感じられたりもしたけど、
終盤の原油スケートシーンは個人的に大好き。
ブライス・ダラス・ハワードのポッチャリ感は小説家という役どころの為にあえて絞らなかったのかわからんけど、予想以上にめっちゃ主人公してたので良い意味で裏切られた。
サム・ロックウェルは出てるだけで作品の株が底上げされるので最高。
小説内の架空のキャラであるヘンリー・カヴィルとジョン・シナのムチムチコンビの活躍出来ることならもっと観たかった。
ソフィア・ブテラとサミュエルの無駄遣い感。
あとビートルズ最後の新曲「Now And Them」がめっちゃフィーチャーされててびっくり。使用料凄そう。
全体的にキックアスやキングスマンのようなスタイリッシュさは望み薄かもしれんけど、ポップコーンムービーとしては最適な荒唐無稽スパイアクションコメディで楽しかった。
ってかこれ結局キングスマンの世界と繋がってるってことでいいんすかね。