このレビューはネタバレを含みます
面白かったですよ
面白かったのを大前提として、
あえて言うんですけど
『猿の惑星』としては
もう一歩ってところでした
何と言うか、
『猿の惑星』じゃなくても
できそうだなって思っちゃったんですよね
『猿の惑星シリーズ』が
SFアクション映画の中でも
長年愛され続けているのって、
『猿の惑星』でしか観られないものが
あるからだと思うんです
全ての始まりである
『猿の惑星』第1作は、
何と言ってもあの衝撃のラストは
映画史に残るものでしたし
世間的には
評価がイマイチですが、
『PLANET OF THE APES/猿の惑星』
も、『猿の惑星』という題材でしか
できないことをやっていて、
私は好きです
そして、
シーザーを主人公とした
『猿の惑星三部作』は
シーザーの一生を通じて
人と動物との関わりだったり、
家族の愛情だったり、
そういったものを感じ取れる
素晴らしい作品だったと
私は思っています
特に『猿の惑星: 創世記』は
傑作だと評価しています
今回の『キングダム』は、
充分面白いんですよ
面白いんですけど、
何かこう…
メッセージ性が無いなと
60年代から現代まで続く程の強い
『核』が無い
単なるSFアクション映画の粋を出ていない
別に映画には
必ずメッセージ性が無ければいけないとは
私は思っていませんよ
思っていませんが、
『猿の惑星シリーズ』に関しては
それが必要だろうと
映画館で観るものが無い時に観るぶんには
充分楽しめます
『猿の惑星シリーズ最新作』として、
高いハードルを持って観ると
ちょっとどうかなって気がしました