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猿の惑星/キングダムのMALPASOのレビュー・感想・評価

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)
3.3
映画『猿の惑星/キングダム』

たかが猿、されど猿・・・しょせん猿だった。

配給は、『スターウォーズ』『インディ・ジョーンズ』『マーベル』同様、僕たちの子どもの頃のワクワク感や夢を次々と破壊してきたディズニー・グループ。『猿の惑星』シリーズは20世紀フォックスからだけど。

辻褄をウイルスのせいにした新章。進化した猿たちは、裸のままで言葉は喋れど、猿そのまま。オリジナルの猿たちは服を着て、知的な雰囲気を持っているところが良かった。ほぼ全てがCG。チンパンジーの顔は相変わらず気持ち悪い。やはりオリジナルは超えられない。

しょせん猿だった。ウキー!

新章の第一話の基になったドキュメンタリーがある。『プロジェクト・ニモ』という、チンパンジーの子どもを人間の環境で育てたらどうなるかという実験を追ったもの。以前すごく観たくて輸入版を取り寄せた。最初は人間と同じだと思っていたニモが、自分は違うことに気づく。思春期が来て、暴れるようになったニモは動物園に引きとられていくという悲しい運命をたどる。人間は人間、猿は猿。
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