ししまる

テリファー 終わらない惨劇のししまるのレビュー・感想・評価

3.0
◼️概要
2022年のスラッシャーホラー。前作の惨劇から1年後のハロウィン。死んだはずの連続殺人鬼アート・ザ・クラウンが死体安置所で息を吹き返し、犠牲者を増やしていく。
◼️感想
頭蓋骨を剥がしたり、チンコ引っこ抜いたり、内臓食ったり。グチャグチャな人体損壊を楽しむ作品。ただそれだけ。一応、前作よりストーリーはあるが、相変わらず無言のピエロが満面の笑みで人を殺していく。光るナイフとか、頭から串刺しにされて生きてるとか、もはやSF。幻覚なのか現実なのかよくわからない場面もあり、全体として殺人鬼ものというより、悪魔もののようで、極めて現実感に乏しく、恐さは皆無。どこか80年代ホラーの雰囲気があるのは懐かしい。
ホラーのくせに138分は長すぎ。眠くなるわ、おしっこ我慢するの大変。結構長いミッドクレジットあり。
平日夕方に鑑賞したら観客40人ほど。20歳前後とか、かなり若い人が多く、女性連れも。まあみんな正視してた。本編始まってから入ってきて、その後も出たり入ったり、前の椅子に足を投げ出したりとやりたい放題のクズのグループいた。あいつらも殺されればいいのに。
◼️メモ
ハロウィンの夜にピエロに扮した連続殺人鬼が巻き起こす惨劇を描いた「テリファー」(2016)の続編。「極めて刺激の強い殺傷・出血および肉体損壊の描写がみられ」(映倫)、18禁。
米国では失神、嘔吐する人が続出し「全米が吐いた」と話題に。公式SNSは「生々しいバイオレンス描写と残虐的なホラー演出を含みます。心臓の弱い方、気分が悪くなりやすい方、胃が弱い方は、十分に注意してご鑑賞ください。すでに失神・嘔吐した人が多数確認されています。それでも鑑賞するという方は、覚悟して」と警告。
クラファンで製作費を募り25万ドルを集めた。コロナ下の撮影中断を乗り越え6年がかりで完成。製作費は7倍の25万ドル、世界興行収入は1500万ドルを超えた。
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