なんちゃって社長

石があるのなんちゃって社長のレビュー・感想・評価

石がある(2022年製作の映画)
4.4
☆大メジャー映画ラストマイル鑑賞翌日に、この映画を観ているのは、俺だけか?
☆主演の二人が素晴らしすぎます!!
☆小川あん、日が暮れるまでは、性的気配を消してましたが、ある一言を発する時のショットとあの男との切り返しでは、観ている方が引くほど、女を感じさせました!感じたのは、私だけではないはず!
☆前半かなり笑いました!向う岸から、見知らぬ人に声掛けられて、その人が、なんの躊躇いもなく徒歩で川を渡ってくる恐怖&お間抜け感。
☆加納土さんの絶妙な服装(同系色の上下、スニーカーも。靴下は黒。)
☆映画の画面にあまり残ることのない光景。それは、絵にならない中途半端な自然。少し人間の手が入った自然。寧ろ、そう言う場所を探して、画面に収めてますね、監督。
☆あまり映画で見ない画面つながりで、昨日のラストマイルと繋がった気がします。
☆二人がそばにいること、あるいは並んで歩いていることが自明なのに、画面には一人だけ映す。キャメラが移動して、ツーショットになったり、また一人になったり。
☆この映画はの登場人物は、説明しません。
☆画面上の情報が限られるので、その画面を凝視する。結果、あまり映画で見ることのない画面だな、と思う事になる。
☆備忘録です。子供達とのサッカーぽいゲーム。酒匂川。加納さんの手。小川さんの夜の彷徨い(なぜ駅に向かわない!)。あのガソリンスタンド。河原からの上り口、小さなフェンス跨ぐが、また戻る。散歩当番。加納さんの麦茶。加納さんの日記。加納家のダイニング、仏前。チンーッひと拝み。加納さんは、実はディーバッグ持ってバイクで河川敷に来ていた?
☆この映画をポレポレ東中野で観る。凄く正しいことをしてる気がする。