chinsuko

NOCEBO/ノセボのchinsukoのレビュー・感想・評価

NOCEBO/ノセボ(2022年製作の映画)
3.2
『ビバリウム』監督によるスリラー

主人公クリスティーン一家に突然現れたダイアナ。家政婦として働きながら、謎の体調不良に悩まされるクリスティーンを独自の民間療法で治療していく。

『ビバリウム』は不穏で訳が分からない作品だったが、本作も不穏ではあるが不穏の要因がダイアナに集中しているので、その点は分かり易かった。

クリスティーンを「治療」していくダイアナと、時折ダイアナの過去のシークエンスが挿入される。

クリスティーンの病気とは?ダイアナの真意とは?

良く出来た作品だとは思う。
スリラー要素をふんだんに取り込み、最後は想像に委ねる事無く、謎を解消しているのでスッキリ閉幕する。

ナルホドとは思うが、満足感としては不足を感じる作品であった。
chinsuko

chinsuko