『ビバリウム』監督によるスリラー
主人公クリスティーン一家に突然現れたダイアナ。家政婦として働きながら、謎の体調不良に悩まされるクリスティーンを独自の民間療法で治療していく。
『ビバリウム』は不穏で訳が分からない作品だったが、本作も不穏ではあるが不穏の要因がダイアナに集中しているので、その点は分かり易かった。
クリスティーンを「治療」していくダイアナと、時折ダイアナの過去のシークエンスが挿入される。
クリスティーンの病気とは?ダイアナの真意とは?
良く出来た作品だとは思う。
スリラー要素をふんだんに取り込み、最後は想像に委ねる事無く、謎を解消しているのでスッキリ閉幕する。
ナルホドとは思うが、満足感としては不足を感じる作品であった。