このレビューはネタバレを含みます
殆どネタバレしてます!なので本作が気になる方は読まない方が良いと思います!!
ということでノセボ…ググって出てきたタイトルのAI解説は以下。
ラテン語で「害する」という意味で、治療や薬に対する不安やネガティブな期待が、体調の悪化や副作用のような症状を引き起こす現象を指します。
確かにそうでした~…けどさ~これを言うのはアレかもしれないけど…一番ダメなのは労働環境でしょ…。これ主人公の娘さん死ぬほどとばっちりでは?
ネタバレ込みストーリー
『デザイナーの服の下請け業者にて、デザイナーが(一応)無茶な着数の生産を依頼。そこで火災事故が地発生し、多数が死亡。そこで焼け死んだ被害者の母親が激怒してデザイナーを呪い殺す』というのが大体です。
画面はじっとりしてて、キャラクターの喋りも行動も何か嫌な感じなので…まあ何か因縁があるというのは即刻察知できると思います。その因縁の解き明かしでストーリーを展開していく感じですね。
因縁が明かされると『あ~…可哀想』とは思うけど、それでデザイナー直に呪いに行くのは何かな~と思うところはありました。一応仕事だしねえ…1時間20着の時点でおかしいと思うけど、それを10着に減らしたとて、あの労働環境と火災の原因は変わってたか?もっと別のところから変えないとダメだろうと…変なツッコミが入ってしまった笑。
デザイナーの主人公
最初の服装と中盤くらいで気分復活してビシッとした服装は中々ファッショナブルだと思いましたが…そんなに良いかなあの子供服?
私にセンスがないのかもですが、何が優れているのか全然分からなかった…デザイン画もあんまり見せないし、カラフル…だったか?…ガチの子供服ってまあ数十万するって見たことありますけども、何か素材とか拘ってるのか?
それにしては『1時間に20着?…30着作れよ』ってオーダー…そんなこと本当にできるか分からないけど、どういうコンセプトや思想で服を作ってるの?と思ってしまう感覚。それならそれなりの工場にお願いしろよと…そもそもあんな小さい町工場みたいな所にわざわざ行くのか?あの工場にのみ任せてるのか?
あんまりデザイナーって職業が活きてなかったかなあ…格差や下請けで無理やり因縁につなげた感がありました。
キャラクター
話の都合上仕方ないけど、大体皆好きになれなかったのが正直なところです…これ以上があんまりない笑。
他の方のレビューを読んで気づいたけど、これビバリウムの監督作なんですね~…ビバリウムよりは楽しめたけど、やっぱり感覚が微妙に合わないのかもと思ってしまった笑。主人公の娘さんはマジで可哀想だなあ…母親を殺す代わりに力をあげたとか?う~ん、貴女と一緒にいてもねえ…。