あかん好きすぎる。小中和哉が髙石あかりという令和のニューヒロインに出会って何をするかと思ったらこれかい。『フェイブルマンズ』やら『エンドロールのつづき』やら『エンパイア・オブ・ライト』やらが公開された2023年、しれっと小中和哉もやってたのね、愛と自伝の映画讃歌。良すぎるだろうが。何もかも良い。脚本も、揺らぎまくりでカメラマンの存在を敢えて隠せていないカメラワーク(だからこそリアルなタッチになる)も、良すぎる。悪い脚本からは良作は生まれないというその言葉の通り、最高に腰の入った脚本。芯太すぎ。ちょっとやばすぎ。もっとバズってもよかったでしょうが。Filmarks上でも980人しか観てないのやばい。5億人とか観てても良い。いや、ほんともっとちゃんとバズっても良かったでしょうが。山下の演技があり得ないほどに上手すぎたのも面白くて良かった。特撮のカッコ良さと面白さはもちろんだけれども、あのレベルまで行ってもなお特撮のそういう愛おしさ(滑稽さ)を心得ているのがちょっと凄すぎてヤバすぎ。一生懸命“ゴゴゴゴゴ”を言い続ける奴に悪い奴はいない。愛。好好(ハオハオ)すぎる。あかん好きすぎるー。久しぶりに4.0点台つけるから何点つけたら良いかわかってない。
追記:見返したら昨年9月の『サマーフィルムにのって』ぶりでした。結局好きじゃんそういうの。結局好きなんでしょ自分の宝物が。
いや、でもそれを差し引いてもなお、この映画は良かった!!