菩薩

To Leslie トゥ・レスリーの菩薩のレビュー・感想・評価

To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)
1.5
アルコール依存症で人生をぶっ潰したシングルマザーがクソ優しい人間しかいないクソ優しい社会の中で更生を果たしていく。例えばケン・ローチであればとことんまで突き放して君達はこうはなるなよと強烈なメッセージを発したりするのだろうけど、随分と甘々ではいどうぞ泣いて〜とばかりに終盤に綺麗に話が収束していく。こう言う甘さが本当に嫌だし性愛に基づかない相互扶助…なんて思ってたら結局下心満載おっさんでそれも最悪。流石にこれ観て涙を流せるほど幸せな人生を生きてはいない。クズは自分をクズだって認めるところからじゃないと始まらないだろ。「葛藤」ってもんが全く足りていない。
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