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カンフースタントマン 龍虎武師のbopapaのレビュー・感想・評価

3.0
2023年 1本目(劇場1本目)

2023の映画初めとして選んだのは本作。80年代香港映画が大好きな人間としてはコレは観に行くしか無いだろ!と勇んで劇場に行ってきました。あのシーンやあの俳優、観た事のある場面が次々と思い返されていきます、ああ、なんて素敵な時間なんでしょう。


そして、遂に判明してしまいます。七小福のボスでもあり、当時の香港映画の裏ボスでもあったサモハンこそが、この香港スタントアクションがここまで危険化していた最大の要因であったと!

ブルース・リー亡きあとの表ボスはジャッキー・チェンなのは皆の知る所ですが、七小福時代からの兄貴であるサモハンが裏ボスなのも香港映画好きにはよく知られた話でしたが、その2人がスタジオで切磋琢磨して、より激しいスタントを!とやり過ぎた結果がアレだったのですね。

サモハン!テメェいい加減にしろよ!と言いたいところですが実際に当時の香港アクション映画のスタントのクオリティの高さは疑う余地も有りませんから、スタントマンにとっては危険な現場ではありましたが、観てるボクらにとっては至福の時だった訳です。

インタビューでは様々な懐かしい方々が出て来ますが、インタビューには出てないし回想シーンで数秒だけ警官姿を見せるリチャード・ンがやはり最高でした。なんであの人あんなに面白いんでしょうね。顔見ただけでニヤけてしまうなんて、神様に愛されたコメディアンだと思うんですよ、いやホントに。
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