Jun潤

ミスタームーンライト~1966 ザ・ビートルズ武道館公演 みんなで見た夢~のJun潤のレビュー・感想・評価

3.0
2023.01.30

ポスターを見て気になった作品。
ビートルズは親が好きなので少し耳にする程度、『イエスタデイ』も物語として楽しめた僕が、果たしてビートルズが武道館で公演した際の記録を観て響くものがあるのか。
武道館が「ロック・バンドの聖地」と言われる所以はビートルズにあるとか、少なからず日本の音楽シーンに影響を与えた当時の熱狂を目にしようじゃないですか。

1960年代から'70年にかけて活躍し、わずか8年の活動期間にも関わらず、今なお多くの人の記憶の中に残っているビートルズ。
1966年、ビートルズが武道館にてライブを実施。
そこに至るまでの日本の音楽シーン、アメリカ音楽が主流だった日本へのイギリス音楽の流入、いかにしてビートルズが日本で流行っていったのか、当時の関係者たちへのインタビューで紐解いていく。

うーん、どうした日本のドキュメンタリー。
ドキュメンタリーってこんなだったっけ…?
他の音楽を題材にした伝記やドキュメンタリーと比べると、当時の音楽で振り返るというよりは、おじいちゃんおばあちゃんのオタクトークやこんな風に仕事してたんだぜぇ的自慢話で終始していた印象です。

ビートルズの詳細な経歴や日本の音楽史を細部まで知っている人にとっては、頷いたり新たな発見があったりしたのかもしれませんが、僕のような数曲聞いたことがある、や、純粋にビートルズそのもの、ビートルズの音楽が好きという人にとっても、ミスマッチな内容だったんじゃないかと邪推してしまう出来でした。

ご高齢の方々が口を開くたびに何か違うと思いましたし、お嬢さん方のような時代に合ってない言葉選びから、今やらなきゃいけない内容なのかな?と思ってしまったり。

あ、エンドロールの締め方は好きです◎
Jun潤

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