戦禍の母国シリアから五輪を夢見てドイツへ渡ったユスラ・マルディニと姉サラの実話。
脱出の手助けをする業者がことごとく悪徳で腹立たしい、特にトルコからのゴムボートは悲惨、姉妹の献身的な泳ぎにも息が詰まる。
各国から逃げてきた難民同士の連帯感にホッとするも束の間バラバラになってしまうのも辛い。
ユスラが葛藤の末 難民選手団としてリオ五輪出場した100mバタフライは映画だと分かっていながらメチャクチャ応援してしまった(^◇^;)
それだけリアルに没入できた。
難民申請には長い時間がかかり国外脱出しても理想的な生活はない、それでも捨てなければならない祖国の何と悲しいことか！
ナタリーとマナルのイッサ姉妹の演技も素晴らしく、見応えある良い作品だった。
監督 サリー・エル・ホセイニ
キャスト
ナタリー・イッサ
マナル・イッサ
マティアス・シュヴァイクホファー
アーメド・マレク
キンダ・アルーシュ
ジェームズ・フロイド
アリ・スリマン
