このレビューはネタバレを含みます
シリーズ3作目の完結編だけど…
ユーモアの感性が違い過ぎて辛かった。
もうオープニングのバーテンとの遣り取りからして、全然面白くなくて困った。
全編を通して、脚本が笑って欲しがっていると思われる部分が、ほぼ笑えなくて哀しい気分に。
しかも、どうも脚本的にスッキリしないところが多くて。
字幕の訳が間違ってるとか、不足しているって事なのかな?
単に俺の頭が呆けてるだけかな?
ホストが死んで、シンビオートによって生き返るとコーデックスが生成される。
んだよね?
マリガン刑事は一度死んでるって言ってなかった?
そして、シンビオートを寄生させて生き返ったって言ってなかった?
けれどコーデックスはヴェノムとエディにしか存在しないってどういう事?
(前作のシンビオート=トキシンも死んだの?)
エイリアンを見たくて仕方がないエイリアン好きのお父さんのキャラクタ設定も謎。
あのキャラクタって、エイリアンの存在が未確認の時代だから成り立つキャラのような気がする。
けれど、あの世界は、サノスとアベンジャーズが戦い、全宇宙の半分の生命が消えた後の世界だから、悪い宇宙人もたくさんいるのが世界的新常識の世界の筈。
だから、あの脳天気なオノボリさんキャラに違和感ありありである。
で、ゼノファージに対抗する為に、シンビオートが人間たちにバンバン寄生しているが、寄生には相性があるんじゃなかったっけ?
合わないと直ぐに死ぬ筈じゃ?
むしろ合う事が稀で、1作目ではバンバン死んでなかったっけ?
バンバン成功してるんですけど。
強酸のトラップも冒頭のシーンだと凄く強力だけど、ラストでは何だか弱めに感じる(シンビオートたちの身体が酸に強いのかも知れないが)し、あのドア1枚でエディが助かるのも無理があるような。(まぁ、あの派手な爆発でもエディは助かってるけど)
ポストクレジットシーンで凄みを効かせてるヌルだけど、
お前、更に深くに閉じ込められて見えなくなってたじゃん!
って笑いが出たし。
もう一つのポストクレジットシーンのバーテン編も謎。
あのバーテンに意味があるとは思えないけど、ただのギャグ?
ギャグにしちゃバーテンの演技がシリアス過ぎるし。
そこにゴキブリが出てくるのも謎。
ゴキブリは滅亡しないという劇中のセリフに対応するシーンなのだろうけど、バーテンという仕事=ゴキブリ、って言いたい訳じゃないよね? (笑)
ところで、登場した多数のシンビオートの中には、コミックに登場する名前持ちのキャラも居たのであろうか?
良い点:
トム・ハーディの細かい一人演技は素晴らしいんだけどね。
あと、エンドロールでの、様々な動物にヴェノムが寄生したパターンが好き。