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クリード 過去の逆襲のganaiのネタバレレビュー・内容・結末

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

IMAXで鑑賞。

あまり評価できないというネガティヴな投稿をいくつか読みましたが、確かに過去作と比べるとシリーズの売り物であるトレーニングシーンや試合の高揚感に欠けるなと感じました。

ジョナサン・メジャース演じるデイムは若干ワルで傲慢な描写があるけど、根は善人でアドニスを心底憎んでもいないというキャラ付けなので、中途半端な敵役となってしまいアドニスが現役復帰してまで戦う動機としては弱くなってしまったためだと思いました。


ただ、試合後のロッカールームでの二人の和解シーンは良かったと思います。今まで一連のシリーズでライバルとの分断と和解までを描いた事は無かったですからね。

デイムが殺人未遂で18年も投獄されるものなのかは少し疑問に思ったけど、あの状況で黒人の彼が警官に射殺されなかったのは奇跡だし、刑務所の中での扱いも劣悪だったろう事を想像するとああいうものだったのかもしれない。その場から逃げ出したアドニスの気持ちも理解できるというもの。黒人の子供には命懸けだったろう。

その辺を観客の想像に委ねる脚本が惜しい気がする。

特に養母のアマーラがデイムからアドニス宛の手紙を隠した理由が分かりにくかったのでもう少し掘り下げて欲しかった。デイムと一緒にあの写真に写っていたのは誰なのかも顔がよく分からなかったけど施設でアドニスを虐めてた男だったのかな?
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