鍋山和弥

我が名はヴェンデッタの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

我が名はヴェンデッタ(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

元犯罪組織の、構成員である、父『フランチェ』と、父の過去を知らない娘『ソフィア』の、愛と絆の物語。『フランチェ』は、犯罪組織にための、殺しの毎日であった。その日々を呪い、死にたいと願うこともあった。だが、愛する人に、出会った。そして、犯罪組織を出て、結婚した。そのため、自分の居所が、バレないように、自分が、撮影されるのを、嫌った。だが、ある日、娘『ソフィア』が、記念が、欲しくて、父を撮影した。その画像を、犯罪組織に、検索され、顔認証もあって、バレた。そのせいで、妻と、親戚の、妻の兄が、殺された。『ソフィア』も、その現場にいたが、『ソフィア』は、辛うじて、逃げ延びた。こうして、『フランチェ』と、『ソフィア』は、組織から、命を狙われ、追われる日々を、送ることになった。最早、生き残るには、組織のボス、『アンジェロ』を殺すしかない。『フランチェ』は、『ソフィア』を守るために、命をかけて、『アンジェロ』を殺す。『ソフィア』は、生き延びた。理由は、『フランチェ』の復讐の、効果ではなく、『フランチェ』が、『ソフィア』に教えた、ナイフによる、殺人術のお陰。とある本の、格言通りに、『殺すか殺されるか』。そう、父『フランチェ』が、『アンジェロ』にしたように、『ソフィア』も、『アンジェロ』の息子に、同じことをした。裏社会に、通じる者は、やはり、『殺される前に、殺す』。結局、これが、鉄則なのだ。話術に、騙されることなく、情けをかけることなく、『殺される前に、殺す』。これが、『ソフィア』の身を守った。『フランチェ』のお陰は、『フランチェ』のお陰だ。父と娘の、絆に、感動。
鍋山和弥

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