鍋山和弥

アリータ:バトル・エンジェルの鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

上の世界『ザレム』、下の世界『アイアンシティ』。『アイアンシティ』は、『ザレム』の監視下に、置かれている。だから、『ザレム』に憧れる者は、多い。この仕組み。『ザレム』が、先進国で、『アイアンシティ』が、後進国、もしくは、植民地とも取れる。どちらかと言うと、植民地なのかも。それだけに、『アイアンシティ』は、犯罪都市になっている。ほとんど、スラム街だ。スラム街の者が、権力者に、支配される。この作品内の、世界だけでなく、現実世界もそうだ。結局、世界は、権力者に、支配されているのだ。だから、『アイアンシティ』では、善人も、犯罪者に変える。この善人はずの、犯罪者の苦しみこそ、スラム街の苦しみだ。この苦しみは、権力者には、決して届かない。犯罪が、悪いことでも、犯罪者が、悪人とは、限らない。特に、支配されている世界では、・・・・。だから、犯罪者だから、悪人という、先入観は、捨てなければならない。正義を、本当に、貫きたいなら。本当に、悪いのは、世界を、支配している、権力者なのだ。権力者は、犯罪者にならない。なぜなら、支配している世界は、権力者には、都合のいいように、できているから・・・・。『アリータ』は、記憶を、失う前は、『ザレム』の破壊が、任務だったようだ。それだけ、『ザレム』に、問題が、あるということだ。
鍋山和弥

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