マサミチ

オットーという男のマサミチのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
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良い映画でしたね。こうゆう大人の鑑賞に耐えうる人間をしっかり見つめた佳作が時々出てくるからアメリカ映画は侮れません。

トム・ハンクスが演じる奥さんに先立たれた男やもめの頑固老人、要は日本各地にも出没するご近所のマナーにうるさい正論オジサンと同じで、まァ細かい事に厳しい。

そんな周りに敵を作りまくる彼と知り合いになるお向かいに引っ越してきたメキシコ人家族。

その奥さんを演じるリアナ・トレビーニョとゆう人はメキシコではコメディ女優として有名だそうで、元々コメディアンだったトム・ハンクスとの掛け合いも息が合ってる感じでしたね。納得。

予定調和なストーリーながら飽きさせない作りは、キャラクターがしっかり描かれているからですね。脇キャラまで個性的で面白い。

ジャック・ニコルソン主演の【アバウト・シュミット】って映画を思い出したりしましたが、やはり男性が1人取り残されると本当に悲惨ですね。

自分は大丈夫かな…ちょっと心配になってきました。

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