Yuka

オットーという男のYukaのネタバレレビュー・内容・結末

オットーという男(2022年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

また見たくなる、笑って泣ける温かい映画。
台風で外に出られないので暇で見てみたら、なんだかとてもいい休日にしてくれた映画。

妻に先立たれた堅物なお爺さんオットーが主役。

毎日のルーティンは絶対に曲げず、自分の主義主張が強く、愛想も悪く、一見典型的な嫌な高齢男性に見える。そんな彼は妻に先立たれて、人生に色が無くなり、自殺を考える日々。

妻が人生の全てだったと語るオットーの妻との幸せな日々の回想シーンと現在の寂しい暮らしの対比の描写が素晴らしくて毎回涙が出てくる。

そんなオットーの向かいの家に個性的で明るいメキシコ人家族が引っ越してきて、彼の生活に色がつき始める。というか、無理やり色付けられていくという方が正しい笑。
ここからは笑いあり、涙ありの第二の人生がスタート。

死まで考えた彼の第二の人生を、最期は友人やご近所さんに囲まれて幸せに終えるまでの毎日の小さな変化を巧みに描いたいい映画。
Yuka

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