無火

オットーという男の無火のネタバレレビュー・内容・結末

オットーという男(2022年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

「オットーという男」はスウェーデンの小説「幸せなひとりぼっち」のアメリカ版リメイク作品でトム・ハンクスが主人公を演じるコメディドラマ映画

主人公なオットーはいつも不機嫌で曲がった事が大嫌いで町内会から嫌われ者であった
定年退職をした後、先立たれた妻の後を追おうと自殺の計画を立てるが家の正面に引っ越して来た人懐っこい夫婦に邪魔をされる
その夫婦と関わりを持つことで次第にオットーの人生が大きく変わることに…

内容としては1人の男が周りの人達と交流することで人生が変わって行くという話だが、ちょっと似てる話のドラマの昔見たような気がする(死のうと思って決意して過ごしてたら周りのドタバタに巻き込まれて死ねなかった話)

結末に何となくの予想はあっても、自殺(死)という事柄をユーモラスを交えて語りしっかりと着地させる点は観てて面白かった
また自殺の最中に過去の思い出が蘇りその延長上で現実と繋がる構成は良くて、先立った妻のソーニャがオットーを自殺させないために天から想いを送っていたのかな?なんて思う

なかなか人懐っこい夫婦のマリソルやトミーみたいな人はいなかったりするのが現実だとは思うけど人は誰しも何かしら誰かとは関わりを持って生きているし、色々な人の気持ちや思いに助けられたりする事も多かったりするのかなと思う

トム・ハンクスは歳をとっても凄く良い味をだす俳優だなと改めて認識出来る作品
今ならアマゾンプライムで観れるので是非とも観てほしい作品
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