マリンドリア

オットーという男のマリンドリアのネタバレレビュー・内容・結末

オットーという男(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

堅物な人物OTTO
6フィート(5フィート?)のロープ、退職、電気ガスの契約解除。
彼は自殺をしようとする。首吊り、一酸化炭素中毒、ホーム飛び入り、銃器。
結局どれもうまくいかない。

走馬灯で見る亡き妻の回想が、物語をより深く感じられるようにしていたと思う。思い出に浸って少し笑っていたオットーが、自殺するという現実に戻る瞬間のトムハンクスの演技がよかった。

妻との思い出に縋りつく孤独な日々が、陽気な妊婦を中心とした人々との関わりによって変化していく。
後悔のない安らかな死だったと思う。墓石に彫られたOTTOはどこか満足そうな雰囲気