家父長制による多様な抑圧の形と、その隙間で生まれる連帯の美しさと儚さが描かれていて、情緒が大変だった。自民党政権の家父長制偏愛っぷりを思い出すにつけても、家父長制をぶっ潰す❗️と意気込みを新たにするにはしんどすぎた。トランス差別をぶっ潰す❗️の気持ちにはなった。ちなみに主要人物であるトランス女性のビバは死なない。この情報は絶対に「ネタバレ」ではない。
2024年ジェンダーギャップ指数146か国中、パキスタン145位、日本118位。
試写会のアフタートークの登壇者のお二人が、劇中の美しいシーンを振り返りつつ、歯ギリギリしながら(印象)「家父長制…許せねえ…」となっていたのは心が軽くなってよかった。