mh

それでも私は生きていくのmhのレビュー・感想・評価

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)
4.5
Fan’s Voice独占最速オンライン試写会で拝見しました。

レア・セドゥ主演ということと予告編を劇場で観まして、かなり楽しみにしてしました。見た後気付いたんですけど、「ベルイマン島にて」のミア・ハンセン=ラブ監督作じゃないですか!(遅っ)
どうりで!今作も好み過ぎました。

これはまた劇場で観たい!できればシネスイッチ銀座で落ち着いてゆっくり見たいな。

レア・セドゥってそんなにたくさん見たわけじゃないけど、「ストーリーオブマイワイフ」では魅惑的な美人妻を演じ、「アデル、ブルーは熱い色」ではジェンダーレスな魅力を持った青い髪の女性を演じて本当振り幅も広いし、どちらも魅力的な女性だったんですけど、今回はまた違った魅力を見せてくれました。



最初、丸首のトーナーにジーンズという私が想像するパリジェンヌよりいささか地味な出立ちで登場するんですよ。

シングルマザーということもあるからなのかもですが、そのサンドラ(レアセドゥ)が旧友と再会して恋に堕ちるとデートで着る服がめっちゃキュートなワンピ👗なんです😍

しかもデートで行く場所がオランジュリー美術館✨モネ睡蓮がまた彼女のワンピと視覚的にも映えまくり。スクリーンでコレは観たい!

日本だとモネ見るなら上野公園の国立西洋美術館?鳩や怪しいカード売ってる人は減ったけどwこうはならないよなぁみたいな。国立新美術館なら良いのか!モネは常時置いてはないけど笑
ちょっと足を伸ばしてポーラ美術館なら映えそうだけど…

みたいな余計なことを考えるB.B.A😅

まぁ。そのレアセドゥのオンオフがイイ。
仕事は通訳らしくそこはまたキリッとなるのも◎

でも不倫の恋なので色々ある訳なんですよ。

そして今回のレアセドゥはシングルマザー、恋する女、だけじゃなく、高齢で目と記憶に問題が出て来てしまった元哲学の教授の娘という役割もあるんです。

このお父さん(パスカル・グレゴリー)が名優ですわ。
でもこの作品の良い所は名優に頼り過ぎてない感じの作りかも。

サラッと名優を配置してメインはあくまでレア・セドゥ。
この辺の匙加減がまた今作良いと思いました👈何様🤣

台詞もメモしたくなる良い台詞があるんですよ。

でも、それとは別にレアセドゥが
微妙な心の機微を台詞ないシーンでも表情や立ち振る舞いや演技で全て語ってくれて、それがもう分かる。伝わり過ぎる。
リアルだし、現実ってあんな感じだし、ああ分かるなぁ。って感じなんですよ。

親に対する感情とか。
不倫の彼と会えなかった時の表現とか。
本来だったらいちいち言葉に出さないじゃないですか。
そこが演技で表現されててグッとくる。

音楽も良いし、パリの街並みも良いし。レアセドゥのバックシャン(死語?)素敵だし😍

好きな人はこんなの大好きだと思います!

懸命に生きていく女性を描いているので、女性は色々共感出来ると思います。

書き過ぎましたかね、本当はもっと書きたいけど、あんまり書くと面白く無いので、コレくらいにします。

ぜひ是非ゼビ、観て欲しい‼️

またこれは観たいな。
きっと1年後2年後5年後に観ても良い映画だなぁ。

というわけで今回も訳わからない感想ですが、個人的に絶賛おすすめです。そこが伝われば本望です。

あ、
娘ちゃんも可愛いです。
やっぱり私
来世は絶対フランス人に生まれたいです。

以上。
mh

mh