このレビューはネタバレを含みます
さっき映画館で観ました。
父の病への悲しみと新たな恋への喜びという相反する感情に直面したシングルマザーの心の機微を、監督自身の経験を基にしたヒューマンドラマ映画。R-15に規定された作品でもあります(サンドラが旧友クレマンと素っ裸のまま、ベッドの上で寝るシーンがやらしいシーンやったから映倫規定が付いたんやろうな)
通訳者サンドラ役を演じたレア・セドゥが娘リンを大事にする母親らしい愛情が凄く良くて伝わりました🌟🌟🌟🌟🌟
サンドラの父親を見舞いに行ったり、元妻、姉、姉の夫、姉の子供達とクリスマスパーティーを開いて子供達を喜ばせる為にわざと "サンタクロースが来てる、くちゅくちゅ" って適当な話術で上手く盛り上がらせて満足させたシーンは良かったです🌟🌟🌟🌟🌟
サンドラは通訳者の仕事をしながら子育てや父親の介護に追われて、何処か解放して貰いたかった気持ちや独りぼっちで辛かったのでしょう。旧友クレマンと偶然、再会して彼に好意を抱いたから彼を好きになってセックスしたり、娘:リンと一緒にデートしたかった事で彼女は不安や辛さが消えて父親を介護施設に入れたから介護しないで済み、やっと解放感を得たようなサンドラでした。
現実でも仕事や子育て、親の介護に追われて自分の行動を起こす事で同時進行して良い現実な方向へ向かっていくのを描いた女性フランス人監督の手腕がとても良い描き方でした✨✨✨✨✨🌟🌟🌟🌟🌟