ジェームズ・ガン監督のガーディアンズ作品は2017年のVol.2以来、実に5年半振り。ガーディアンズ自体は「アベンジャーズ(2作)」「ラブ・アンド・サンダー」にも出てたので久々という感じは全然しないけど。あの監督の解雇劇がなければフェーズ4にVol.3が入ってきたと思うので、本作のようなおまけ作品が作られることはなかったかも。
今回はマンティスが大活躍、いつも名前だけ出てくる大物俳優もリアルで登場。こういう発想がね、番外編ならではというか。
しかし、MCUのタイムラインが良くわからないのだが、グルートは「ラブ・アンド・サンダー」からギャップ大きすぎじゃないかな。着ぐるみなの? あと冒頭であの星をあの人から買った、みたいな事を言ってたけど、あの人まだ生きてるのかな?
....というところはさておき、ガーディアンズらしさは十分に堪能できる小品。相変わらずふざけた連中だけど、しっかり物語になってるところがやっぱりすごい。
さて、本作をもってMCUのフェーズ4が終了。しかしこのフェーズ4って帰着点がない故、ひと区切りした感じがまったくない。個人的には大して盛り上がらなかったし、半分以上はキャラ紹介だし、苦手なマルチバース作も台頭してきたし、大作にしては小粒な作品も多かった印象。これまではフェーズごとに「アベンジャーズ」に向かっていたものが、今後はフェーズ6の「アベンジャーズ」(2025年)に向かってドラマ含め20以上の膨大な作品数をこなしていく必要があり、どこまでついていけるか、という感じになってきた。まぁ、もうしばらく頑張ってしがみついてみようかと。