せんぷうき

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのせんぷうきのレビュー・感想・評価

4.0
映画版「ジャスティス・リーグ」は5年くらい前に観てるのだが、まったく面白くなかった。ザック・スナイダーが監督した前2作「MoS」「BvS」もイマイチだったので、途中降板となりジョス・ウィードンが引き継いだ時には若干期待をした。結果的には観るに値しない内容だった・・・今となっては内容も全然覚えてない。二度と観ることもあるまい、そう思ってた。

本作、途中降板したザック・スナイダーが仕切り直しで一部撮り直しをして完成させたディレクターズカットで、4時間超の大作。観る気はさらさらなかったが、映画版とどこが違うのかは気になってはいた。なので最初の方だけチェック、と思い観始めた。

まず映像にビックリ!質感がだいぶ違う。全体的にシックなトーンだが、落ち着いてて格調高い感じすらする。さすがに4時間通しで観る時間はなかったが、オープニングから次が気になりPART1、PART2・・・・エピローグと少しずつ5日くらいかけて結局全部観てしまった。


あれ??これ、もしかして超傑作なのでは??
5年前に観た映画版はいったい何だったんだ??


とにかく映像のクオリティが高い。映画版のチープなイメージは全然ない。メインヴィランであるステッペンウルフというのが出てくるが、質感が物凄く高くなっててリアルさが増した。映画版のやつ弱そうだったもんな・・・・・サノスみたいなボスキャラなど、新たなキャラも出てくる・・・すべてのキャラにきちんと意味がある。

ヘンリー・カヴィルのスーパーマン、これまで全然好きになれなかったけど、本作では結構いいんじゃない?コスチュームもカッコよくなった。
そして何と言っても、(まったく記憶になかったのだが)サイボーグという地味ヒーローが今回は大々的にフィーチャーされており、彼に関わるエピソードが物語に奥行きを与えている。
ボスキャラが「何とか方程式」を狙って今後また地球にやってくるかもね、という伏線も。

すべての戦いが終わり、エピローグも不思議な映像。別世界にいるような、一体何が起きた?この後どうなるのか気になるところ。ただ、DCは既にリセットされているので今後伏線が回収されることはなさそう・・・残念。
アンバー・ハードも、ジョニー・デップとトラブルにならなければこの後人気が出たかもね。

ところで、何で画面が昔のテレビと同じようなサイズだったのかな?
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