ピナコ

クリスマス・ツリーのピナコのレビュー・感想・評価

クリスマス・ツリー(1968年製作の映画)
3.7
裕福な親の元に生まれた男の子パスカル
夏のバカンスに出かけ突然の出来事によって不治の病となるパスカル

自然の中にある城を手に入れた父親ローランは残りわずかな時間をそこでパスカルと過ごす事にする
聞けるワガママは全て聞いてあげたいローランは欲しがるトラクターとオオカミを与える

時は過ぎパスカルは息を引き取る
オオカミの遠吠えが哀しく
クリスマスの時。


私的にちょっとね…
動物園のオオカミを盗んでくるのは流石にダメでしよ?
またオオカミの臭いを察した友達の馬の最後はどうかと思う
そこにオオカミを使うことも含めてね
よく訓練された動物達です。頑張りました。
と言うかこのお馬さんのシーン必要??
命の尊さとか儚さを伝えたい作品ではないのか?
流れる曲は"禁じられた遊び"
可愛い息子のためにできる事全てをしてあげたい父親の気持ちも分からないでもない
でも狂犬病に罹ってしまって命を落としてしまったりまた警察に捕まり家に帰れなくなってしまったりしたらそれはまた息子を悲しませる事にならないか?心配であったが
お話は違うところだったみたい

亡くなるまで病院のベッドの上でなくてよかったのではと
事故での被爆を公表すべきでは?と思ったが静かに最期を息子と暮らせたことがわずかながらの幸せだったと思う。
裕福であっても出来ないことはある。


『007』や『レッド・サン』の監督さんでした。
ピナコ

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