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愛と哀しみのボレロのtomひでのレビュー・感想・評価

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)
4.0
低く低くボレロが流れる中、精神病院での母親との対面。カメラはその二人の後姿をロングショットで捉えるだけ。観客には表情や会話も分からない。想像するしかない。このワンカット長回しシーンが本当に凄い。映画的。

そのままボレロの音が大きくなってエッフェル塔の圧巻ボレロダンスシーンへ!「スゲェ〜!」としか言えない(笑)

複数の家族が絡んでくるので、人物相関関係が分かりづらいマイナスもあるが観て良かった。帰還兵を迎える駅到着のこれまた超長回し撮影も凄かった。ロバートキャパの有名な写真を再現した、丸刈り女性のシーンも印象に残る。

四時間超えの完全版も観ようと思う。
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