このレビューはネタバレを含みます
ゴジラ生誕70周年記念作品!
希望から絶望、そしてまた絶望へ。
戦争で焼け野原になった東京を再興しようと明るい希望を見出した直後にゴジラが襲いかかる。
今作のゴジラはいきなり大戸島で襲いかかる。こまるで「ジュラシックパーク」のティラノサウルスのような怖さを感じた。
主人公の敷島の特攻で生き残ったり、大戸島で機関銃を撃てなかったことへの生きたい欲望と家が壊れ、両親を失った絶望に対する心情が良い意味で曖昧で、後半に覚悟を決める敷島までの流れとして良かった。
今作のゴジラの破壊光線が尻尾から背びれえと徐々にパワーを溜め込んで、解放するシーンがカッコよかった。
今までのゴジラシリーズに対するリスペクトと、先人の日本人に対する敬意を感じた。