ショタイト

ゴジラ-1.0のショタイトのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.2
シン・ゴジラという呪い。ゴジラ-1.0という祝福。

シン・ゴジラを観賞したとき、その衝撃がとてつもなく、将来にわたってどのゴジラを観ても一生比較してしまうだろうと思っていた。ある意味では自分の中でのゴジラ映画像が良くも悪くも固定化され、他のゴジラを観る際のベンチマークになるだろうと。この感情を呪いとするならゴジラ-1.0は文字通り祝福だ。今後も「ゴジラ映画」というコンテンツをずっと追っていこう、新しいのが出たら絶対観に行くぜ!という気持ちにさせてくれた。

もちろん粗や穴はある。けれどもそのどれもが大人から見た粗や穴だ。

いつから怪獣映画が「大人向き」になったのだろう(これもシン・ゴジラの呪いだと思うのだけれど)。せいぜい「大人の観賞に耐え得る」に留めるべきだ。ゴジラ映画は子どもが楽しめなければ意味がない。

荒めの時代設定・考証、無理のある科学的根拠、ツッコミどころ満載の物理法則、お涙頂戴のご都合主義。全部どうでもいいだろ!!!!笑

殺意マシマシの凶暴・凶悪ゴジラこええ!最高!
ゴジラの背びれの発光バキボコでワクワクしよう!
熱光線で鳥肌立てよう!爆発最高!エフェクト最高!
全部の状況を口頭説明してくれる俳優陣に拍手しよう!
あり得ないグッドタイミングで現れる援軍に歓喜しよう!
ハッピーエンドには素直に泣こう!

神木隆之介と安藤サクラいいなぁ。

子どもの頃、平成ゴジラの絶頂期でよく母親に連れられて映画館に通った。おもちゃもたくさん持ってたなぁ。そんなゴジラが今でも可能性を提示してくれるのは素直に嬉しい。

IMAXで観ればよかったなぁ。
超近影のゴジラを是非映画館でお楽しみください!
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