このレビューはネタバレを含みます
さぁゴジラがやってくる
天災か人災か伝説か御伽話か
そんなのは関係ないただそこにゴジラがいる🫵
1945年の戦時中にゴジラ遭遇した主人公の敷島浩一は深いトラウマと共に帰国するが彼に与えられたのは罵倒や戦争が残した絶望しかなく失意の底に落とされた
そんな時に出会ったのは戦火の中死にゆく母親から託された赤ん坊と共に生きていく大島典子
彼女達の出会いから少しづつ浩一も前を向き出した
が、そんな事はゴジラに関係ない
再び核実験の余波で目覚めたゴジラはアメリカの軍艦を轟沈させながら東京に来る
時間稼ぎのために機雷を使ってゴジラを攻撃した主人公達
が、ゴジラはすぐに回復する
シンガポールから返却された高雄がゴジラに主砲を用いて攻撃する
が、ゴジラには効かず逆に熱線によって轟沈させられた
ゴジラはもうすぐに東京にやってくる
人間達の葛藤やドラマは不十分さを感じそこまで
面白いと思わなかった上に途中でオチの予想に気づいてしまったのが残念だった
ただ野田や秋津のキャラは良く作品の中では1、2を争う好きな人物だった
ゴジラは登場からのインパクトや熱線までの貯め方再生能力と演出面がとても良く
ワダツミ作戦の音楽の入りもベタではあるが1番興奮する所を抑えてあって良かった
最後に主人公の活躍によってゴジラはバラバラとなり海の底に落ちていき
主人公にとっての戦争は終わった
みたいな感じで終わらせないのが流石ゴジラ
それは天からの試練かと思い天に許しを乞うか
それは人の愚かな行為の代償だと嘆き諦めるか
それは生きた伝説と全てを投げうって崇めるか
それは夢から出た怪物と思い現実で逃げ惑うか
そんなのは関係ない
全てを薙ぎ払い全てを破壊する存在
ゴジラがやってくる