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ゴジラ-1.0の4onthefloorのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.1
開始時刻の都合上、あまり得意でない4DXで鑑賞。
公開前から今作の設定を知って以来、必ず劇場で観ようと決めていた自分の嗅覚を褒めてやりたいくらい、満足度が高かった。

終戦直後という設定も登場人物を絞るという意味できっちり嵌っており、それら時代を背景にしたドラマ要素も重すぎず軽すぎずのバランスで悪くない。
ゴジラ自体も変な感情的要素がないシンプルな生き物、あくまで怪獣としての登場、そして何よりもゴジラとの戦いは邦画では珍しいクオリティと派手ながら無茶しすぎない塩梅でしっかりと男の子の心を掴んでくれる、ゴジラ映画の勘所を押さえた良い出来。
怪獣映画にしては時代背景的な要素が強め、展開も予想しやすいながらテンポはまずまずなので最後まで飽きることはない。

そもそも怪獣映画を真面目に観るのはどうかと思う一方、真面目に考察もしてみたくなるようなゴジラ70周年という節目に相応しい作品。
やさぐれた演技の神木隆之介、結構好きになりました。
久しぶりにまた見たいと思えた作品。
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