ロッテントマトの評価が高かろうが全く観る気はなかったけど、誘われたので観た。
終わった後に如何にダメだったか、酒を飲みながらなんやかんやと言うのが楽しいクソ映画でした。
この監督がこういう極限まで邦画臭さを煮詰めたような人だとはわかっていたので、まあこうっすよねという感じ。
あとそういえば神木隆之介も浜辺美波も嫌いなんだった。
日本語話者にとっては鳥肌立ちっぱなしなくらい、とにかくキツい脚本と演技なので、日本国外でウケがいいのは理解できる。
キャラ配置や会話のテンションが(日本のアニメを全く観ない俺からすると)アニメっぽいのも一因かも、と思ったりもした。
とにかくいちいちしゃべりすぎ。うるせえ黙れ。
にわか雨に降られて帰ってきて「くっそー!びしょ濡れだあ!!!」って叫んだ時はマジで吹き出しそうになった。
VFX技術はすごいって言われてるから多分すごいんでしょう。ようわからんけど。
ザックスナイダーばりのスローモーションの多用(スローモーションに見えるだけ?のゆっくりと撒き散らされる瓦礫とか水とか)から透けて見えるドヤ感がキツい。
登場人物全員が噛み合ってない中途半端感、それでもいざこざが起きて有耶無耶に進んでいく物語、使命感とは程遠い個人の思い入れだけのオナニーでしか動かない主人公、そんな穴だらけでも「戦後絡めとけばいけるっしょ!」と言わんばかりの脚本。
ドラマパートの画作りからなんとかしてシリアスにしたいのは伝わってくるけど、いや、無理があるよそれは。
配信開始したら、10秒おきに一時停止して笑いたい。そんな素敵な作品でした。