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憐れみの3章のぴーのレビュー・感想・評価

憐れみの3章(2024年製作の映画)
4.2
大変元気が出る映画でした。観てしばらくは疲れを忘れていた。

TCXで観れてよかったー。眼福。
最初っから最後までとにかく美しい画、赤青黄の配色。

キャストはもちろん、テーマやモチーフで緩やかに繋がる3部作(邦題は3章としてるけど、chapterではないかと)。
加速主義、陰謀論、ヴィーガニズムといった同時代性も感じさせながら、ひたすらに支配する/されたがる人間たちを描く。
なんでそこで笑わせようとできるんだというタイミングでふざけてくる意地の悪さがランティモス。

他作品でも基本的に“ヤバい奴”を任されがちなジェシープレモンスの演技の幅がわかりやすく観れてよかった。役者として成熟してきた良さ。
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