作り手の徹底した無責任さというか、「自分はこう(主人公みたい)じゃない」という安全圏からの視線みたいなものを感じてしまってダメだった。
劇場に集まった大量のオジサン(観客)もそう。他人事だから面白がれ>>続きを読む
ただただアーロンテイラージョンソンがかっこいいだけの映画。
評価が芳しくないのは知りつつ、予告は割と良かったのでアーロンテイラージョンソン目当てで観たからええんやけど。ずっと彼を拝んでる感じの2時間だ>>続きを読む
ただただオースティンバトラーがかっこいいだけの映画。
もしも2代目実写ウルヴァリンもイケメン路線でいくなら、ぜひオースティンバトラーにお願いしたい。
そしてなんとなく日本のオースティンバトラーは池松壮>>続きを読む
俺はポールメスカルとペドロパスカルの裸の濃密なカラミが観たかったのだが????
思ったよりも続編としての要素が濃かった。
師曰く「最高のヒーロー映画」の続編ということは、ユニバース化への一つの回答で>>続きを読む
海外で軒並み低評価だった理由が日本公開前から憶測で色々と言われてたけど、テーマや結論の問題というよりもむしろ単に映画として優れていなかったからじゃなかろうかと観た結果思った。
制作費とかどう考えても前>>続きを読む
アクションとオフビートコメディの対比が斬新で衝撃的に面白かった1作目から、2作目3作目とシリーズを重ねるごとに魅力が弱まってしまった感。なんか展開もぬるっとしてるし。
シリアスに振るなら振るで、その他>>続きを読む
誰が観ても抱く感情はそんなに変わらないんじゃないだろうか。特にアジア人なら。
それぐらい強い映画。言葉にすべきことがない。
最高の映像と音響、最低の世界と人間。
shootが持つ撃つ/撮るのダブルミー>>続きを読む
大変元気が出る映画でした。観てしばらくは疲れを忘れていた。
TCXで観れてよかったー。眼福。
最初っから最後までとにかく美しい画、赤青黄の配色。
キャストはもちろん、テーマやモチーフで緩やかに繋が>>続きを読む
肝の据わった画が多くて良かった。
フィルムええなーと思いながらボヤっと観てたら、実はデジタル撮影らしく驚き。あんなことができるのか?
ロケーションも最高。よく見つけたなあ。
中盤の思い切った多幸感か>>続きを読む
なんだろうこのずっと居心地悪いのにいつまでも観ていたい感じ。
「甘いのとしょっぱいの嬉しー」
ただ可愛いだけのセリフじゃなくって、実はかなりこの映画の本質を突いたセリフだったんじゃないかと、観てから>>続きを読む
偶然にも日本では公開時期が被った、こちらもライアン主演の『デッドプール&ウルヴァリン』との比較でどうしても観てしまう。
メタ言及やポップソングの使い方、コメディセンス、アクション等々、あらゆる面で本作>>続きを読む
役者、撮影、ローケーション、あらゆる要素が揃った序盤の瑞々しさと言ったら…。
同性愛者として生きていくことで文字通り命を奪われる時代、隠れ蓑としての結婚を選び(選ばざるをえず)、どちらにせよ死んだよ>>続きを読む
なるほど!デヴパテル初監督作は、インド映画とハリウッド映画のちょうど中間といった感じ。新しい空気をビンビン感じる。
役者監督ならではのナルシシズム全開の撮影に、色々欲張り詰め込みまくりのいかにも初監督>>続きを読む
良い〜。とにかくスタイリッシュな映像と、ほどよく政治的な示唆。
わかってたけど寝不足で死ぬほど眠たい時に観るべきではなかった。
肝は主人公が論文のテーマにしていたという洞窟の比喩。
現代においては身>>続きを読む
完全に20世紀FOXの追悼イベント。
小学校低学年の頃、サムライミ版スパイダーマンと同時にX-MENシリーズにも夢中になって、MARVEL映画を漁り、人生で初めて行った試写会が『ウルヴァリン:X-ME>>続きを読む
適切な監督が適切な脚本を適切な俳優で撮っている。
さすがのトッドヘインズ。
緻密に積み上げていく演出が的確で、例えば娘のドレス選びのシーンなんてもう画面の右や左、手前や奥で同時に色々起こり過ぎていて>>続きを読む
「アメリカを売るのよ」という台詞が劇中にあったけど、この映画もまさに“アメリカ”を撮った映画という感じ。
画面に映るもの自体はもちろん、陰謀論を逆手に取って先人たちの偉業をこのクオリティでエンタメとし>>続きを読む
思った以上にあっさり。しっかり短編だった。
一つ一つのカットも短く多くて、正直もっとじっくり観させてくれーって思ってしまった。しょうがないけど。
あと欲を言えばペドロパスカルとイーサンホークのもっと濃>>続きを読む
完全にドラマ映画だと覚悟して行ったので、思ったよりレースシーンが多くて楽しかった。そして思ったよりドラマはなかった。
冒頭の一瞬だけアダムドライバーが文字通りドライバーだった。
色んな映画で疲れ切っ>>続きを読む
プロットも演出も撮影もオーセンティックだけれど、やはり漏れ出る同時代性に勝るものはなく、今までに観た(似たタイプの)どんな名作よりも笑ったし泣いたし好きになった。出会い自体が幸福な一作。
時にユーモ>>続きを読む
マジでトレントレズナー/アッティカスロスの劇伴が狂ってて最高。打球音も気合い入ってる。
ドラマパートとテニスパートでメリハリの付いた撮影も抜群に楽しい。思い切りのよすぎるボール視点でぶっとぶなど。
こ>>続きを読む
「マッドマックス」を観るつもりで行ったら拍子抜けしてしまったけど、多分これは俺が悪い。
所々印象的なカットはあるものの、地味になってしまうのは主題的にもプロット的にも仕方ない…うむ。
シネスコと分か>>続きを読む
石原さとみの演技を初めて観たのだけど、なんかCMで見てる石原さとみ過ぎて、それでいて「可愛いだけじゃなくてこういうこともやって方向性変えていきたいんです」感が滲み出てて、でもやっぱり鼻水垂らしたらすぐ>>続きを読む
序盤のBurna Boy “Kilometre”で爆上がり。まさか映画館でこの曲を聴くとは。それに合わせて舞台を用意する編集も鮮やかで最高。
前作『レ・ミゼラブル』からの連続性が多分にありつつ、より>>続きを読む
なるほど確かにこれを観てアーレントの“凡庸な悪”を引用するレビューは見当違いやわ。
劇中に名前も出されて明確にアイヒマンとの対比がある。
自身を壁の内側押し込め善良たる市民であること。
彼らにとって>>続きを読む
Dolby Atmosで観れてよかった。無理にねじ込んでいるわけでもなく必然性を担保しつつ、物足りなさのない必要十分な演奏シーンに満足。そして言うまでもなく音が良い!
それでいてこの尺に収まっているの>>続きを読む
観終わった瞬間は驚きが強くて戸惑ってしまったけど、思い返せばとてもシンプルで、(濱口竜介監督にしては短めの)100分強かけてじっくり積み重ねたものの当然の帰結の形だったと思わされる。
苛立ちとタバコ、>>続きを読む
なんだか明確な理由はわからないけど観た後に若干落ち込むというか意気消沈してしまった…まさか親との関係を抉ってくるとは思ってなかったので不意を突かれた。ジェイミーベルえぐい。
アンドリュースコットが完>>続きを読む
全編にわたる画の作り込みが、いやらしくないギリギリのライン。絶妙。
アーサーの存在が新しい。
三者が同化するわけでも対立するわけでもなく、それぞれがそれぞれの立場を全力で苦しんで楽しんで生きていた。>>続きを読む
永遠にPrime Videoにあるものだと思ってたら、突然配信停止というのを発見して慌てて観た。最高すぎて2日連続で観た。アフロビートがこの世で一番最高。
意外と繋がりすら語られない(Kodakとの契約とか、作品の外側の部分においては多少ある)けど、製作年を考えても実はタランティーノ(というかパルプフィクション)の影響とか結構あるんじゃね?とか考えながら>>続きを読む
生活がバタバタで書き出せず気付けば1ヶ月以上経ってた…。
DUNEに続いてIMAXレーザーGTで2回観た。池袋のフルサイズは2回目だけ。
某名探偵の公開前に予定ねじ込んだけど、今は再上映されてるようで>>続きを読む
すごい、なんかもう全てがすごすぎて感覚が狂ってしまう。とにかくすごいしか言えない。
一本の映画の中に一つあれば「おっ」となるようなカットや演出や美術が、ひたすらに乱れ打ち状態で襲いかかってくるので、一>>続きを読む
あー、やだなー、これを観てボロボロ泣いてしまう自分が。あーあ。
サルマの話の顛末が身に覚えがあってツラすぎて。
家族(主に親)の愛に恵まれなかった人間は外部の愛、ほとんどの場合は恋愛にすがる。
また>>続きを読む
悪いけど興行コケてるのも納得…前作のキングスマン誕生譚映画から失速気味なマシューヴォーン。もうちょっと一作ずつ時間かけてゆっくり作り込んでいいのよ。
あとシリーズ化に固執しないで…期待はしてるけど、面>>続きを読む
恥ずかしながら「Tutti Fruttiの人」ぐらいの認識しかなかったので、音楽史として頭の中でひとまず整理できてよかった。
“リチャード以後”のビッグアーティスト達のモンタージュにグッとくる。
錚>>続きを読む