たまちゃん

ゴジラ-1.0のたまちゃんのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
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公開されてから2ヶ月も経ってしまった。

年末に山本文緒さんの「無人島のふたり」を読みました。
山本文緒さんは数々の文学賞を獲られた、1962年生まれの作家さんです。
2021年に病気のため58歳という若さでご逝去なさっています。
「無人島のふたり」は余命宣告をされた5末から亡くなる10月13日までの家で夫さんに看取られる間の日記を本にまとめた物です。

生きていくこと、死んでいくこと、その大変さが描かれていて、年末の私は静かな悲しみに浸っていました。

今作は第二次対戦後の焦土とかした日本にゴジラが襲いかかってくるという設定です。
ミサイルを撃ち込むということができるはずもなく、貧相な武器と勇気と頭脳で闘っていくわけです。
今まで見てきたゴジラ映画の中で一番好きかも。

作中吉岡秀隆演じる学者の野田が「この国は命を粗末にし過ぎてきた」と言います。
生きていなきゃ抗うこともできないじゃないですか

山本文緒さんの日記「無人島のふたり」
機会があったら是非読んでみてください
死ぬ、ということの大変さが肌に触れるように伝わってきます

飛行機で捨て身でゴジラに体当たりとか人間魚雷で体当たりとか、ではなく
彼らは死を覚悟はしていたけれど、生きて帰るぞという戦う姿勢で描いてあったのが新鮮で良かった

俳優さん達みんな素晴らしかったけど、あの子役のあきこちゃんにはびっくりした
あんなに小さくても演技出来るんだね

お正月大作あるあるで、始まってから入ってくる人たちの多いこと。スマホで足下照らして入ってくるのヤダ
始まってからも喋ってるのヤダ
クライマックスシーンで席立って慌てて戻ってきたりするのヤダ
終わりきってないのに感想話し出したりするのヤダ
たまちゃん

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