このレビューはネタバレを含みます
やっと観に行けた、、、。
まだ上映していて良かった。
オススメしてくれた映画で、ゴジラがあまりにも現実世界に溶け込んでいると聞いていましたが、本当に自然に溶け込んでいた。
戦場が舞台だったとはいえ、リアルに、現実に、存在しているような感覚でした。
各キャストの演技力も素晴らしく、現実世界にいるゴジラを倒すという現実とフィクションの中間?のような世界観で、何の違和感もなく見れたのは、演技力が素晴らしかったからだと思います。(少し上から)
「私の子どもが死んだのは、あんたらがちゃんと国を守ってくれなかったからだ」
死ぬのが怖くて、引き返してきた神木隆之介演じる敷島に対して、戦争によって子どもを失くした悲しみを行き場のない怒りとしてぶつける澄子さん。
「お前が撃たなかったからこいつらはみんな死んだんだ」
ゴジラによって仲間を皆殺しにされた橘さんが敷島に言った言葉。
2人とも、敷島に対して恨みを持ってもおかしくないのに、澄子さんは食料を分け与えたり、孤児の子どもの世話を手伝ったり、
橘さんは敷島の命を救って生きろと伝える。
悲しみや怒りを恨みに変えるのではなく、前を向いて未来を見ている2人を見ると、強いなぁと心にくるものがありました。
また、戦争=国のために死ぬことが美徳
というイメージを、後半は払拭してくれて、
未来のために生きることが素晴らしいというメッセージに変えてくれたのが、前向きで良いなと思いました。
毎度、続きがあるように終わるから続きが気になるけど、結局同じ設定で続きが見れないというのが悔しいところ。(笑)
結果、映画館で観てよかった映画でした〜