”まさか…呉爾羅”
”あれが…ゴジラ”
”僕の戦争は終わってないんです”
”浩さんの戦争は終わりましたか”
ゴジラ映画最新作。
戦後で｢0｣の日本がゴジラの襲来により｢－1.0｣になる。まずこの導入が面白かった。初代のような背景で最新のゴジラを見れるのが楽しかった。
そして主人公のキャラクター性も今までになかったものだった。死に損ないの特攻兵。相当な苦しみを抱えている神木隆之介の演技が良かった。叫ぶシーン色々言われてるけどそんなに悪くないと思う。
他のキャラクター達も魅力的で、戦後という背景の中に生きている人間として説得力があった。
ゴジラの造形も凄かった。まず大戸島の呉爾羅だが、トカゲのようでエメリッヒ版を彷彿とさせた。キビキビ動く上に容赦なく人を咥えて放り投げるので凶暴な動物らしさがあった。そして再び敷島の前に現れるゴジラ。再生能力持ちで、頬に傷跡があるのが斬新で良かった。熱線も威力が過去一レベルで恐ろしかった。キノコ雲や黒い雨、建物をガッツリ壊していく様は戦争を象徴しているかに見えた。そしてそれと戦う戦争を終わらせられなかった男たち。この構成が中々アツかった。海神作戦は｢戦争｣ではなく、機雷の処理のような｢復興へ向けての仕事｣のように見えた。軍隊のない日本という設定の中でよくこんな面白い作戦を思いついたなと思う。
なんか民間企業の作った製品が作戦に使われるのって｢キングコング対ゴジラ｣でもあったなって。こんな感じの過去作へのオマージュが多かったのも面白かった。ゴジラを前に使命を全うせんとするアナウンサー達の姿とそれらの死に方、敷島の名前とビジュアル、他にもたくさん。
演出の面でも敷島の飛行機の離着陸、澄子との再会など光るものがあった。
意味ありげな幕引きもワクワクした。
現代にここまでのクオリティのゴジラ邦画が観れてとても嬉しかった。
アカデミー賞とってくれ！！！
ゴジ泣き
再生能力持ち良い
最後ほんと気になる
熱線こわすぎ
踏みつけた時血飛沫飛んでて歓喜
もっとそういうのやっていいのよ
