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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジのtq1chiのレビュー・感想・評価

3.8
”破局だ!”

”ロマンスは不滅だ”

”血塗られた結婚式だ”

”俺たちは…”
”残虐な庇護者”

”旨味が足りない”

ほぼラブコメ。
ヴェノムの単独作の2作目。
エディとヴェノム、カーネイジとシュリーク、ダンとアンの3カップルが複雑に絡み合う修羅って感じ。
前作とだいぶ毛色の違う作風だけど、実際監督が変わってる。しかもゴラムで有名なアンディサーキス。
ロマンスとバイオレンスっていう、凄い好みの要素が詰まった作品だったんだけどどっちも中途半端で痒いところに手が届かなかった。
けど面白かった。
終盤がもう誓いのキス直前の「ちょっと待ったーッ!」的なスタートを切ってくれたもんだからそこからはずっと笑いながら楽しく観てた。
序盤ではヴェノムとエディは新婚生活みたいなノリだしキャサディは一途。
キャサディがせっかくシリアルキラーなのになかなかその感じが出てなくて残念に感じた。ほぼ血も出ないし。
この辺はだいぶウディハレルソンの芝居に助けられたなって思う。
ロマンス要素もなんか決定打に欠けるというか。でも中盤の檻ごと抱きしめてキスするとこはめちゃくちゃ良かった。その後の殺戮デートも。
キャサディとカーネイジの関係もめちゃくちゃよく出来た感じになりそうだったのにそうでも無くて残念。
親の愛とかに飢え、やっとこさ相思相愛の人を見つけて初めてその悪い状態から脱却しようとするキャサディとある意味での生みの親であるヴェノムを倒すことで今より前に進まんとするカーネイジ。この妙な矛盾が話を面白くさせるのかと思いきや。
カーネイジの神父さん(ファーザー)とヴェノムを重ねたセリフもその意味かと思いきや普通にギャグ的に消化されてた。
あと終盤のトンデモウェディングが終わったあとにエディがベンチで良い感じに喋ってるとこ、急にドンキホーテの引用されてもなぁって。前作もだけど伏線張ってないのに回収地味たことするのなんなんだろうな。
最後に、本編を通して凄い気になったのはソニーの宣伝がちょっとうるさいことと他作品とか今後のシリーズ展開への意識が余計だったこと。あとあの刑事の扱いがいかにも今後のためって感じがした。
あと最後のあれね。
最近のソニーとかディズニー辺りの政治を考えるとワクワク出来ない。むしろハラハラ。
なんか今ひとつ旨味が足りないけどギリ楽しめる、そんな映画。

シリアルキラーだぞ
わかってんのか!?

シンビオートって質量無限なんかな

ヴェノムの可愛さが加速

もっとロマンスにもバイオレンスにも振り切って欲しかった
足りねぇよ

クモを潰してたのはなんかスパイダーマンの暗喩とかなんですかね

ドゥカティかっこいいな
マスタングもいいな

前作もだけどダンがぐう聖すぎる
死なないでね

カーネイジの変身の仕方は好き
tq1chi

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