書き忘れてた！！
邦画のお手本。監督の真面目さがわかる。
王道できちんとまとめてるのだけど、
それゆえに驚きや捻りなどはなく、
「次こうなりますよ、準備してね」と言うような脚本で良くも悪くも易しい。
もともとシン・ゴジラでも、
当初配給会社？の要望が強く乗った脚本初稿ではだいぶヒューマンドラマ調だったと言う。
庵野監督がそれを見て「この内容であれば自分である必要はないので降りる」と言って書き直されたらしいが、
数年経って具現化されたのが今作なのかな。
個人的にはそこまで好みではなかったけど、
水を使ったアクトが特に迫力があった。
隣の女性は何度も耳を覆っていたので苦手な人はびっくりするかも。
帰り際、「ゴジラは兵器ではなく生物な訳で、何かしらのメリットがなければ日本に来ないはずだけど何しにきてるのか、エサの概念もないし攻撃されるだけなのにおかしい」と思ったけど
今作のゴジラは戦後の日本人の中にある終わらない恐れ、濁り、汚れのような概念の象徴だから
そういうのは野暮だな、と思い直したのだった。
