Runaさんの映画レビュー・感想・評価

Runa

Runa

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

価値観の洗濯の、心地よさ。

門脇麦は本当に擬態するのが上手いなあと思う
淑やかで華やかでいて湿っぽい空気を、あそこまで表現できるとは…

嫌な日もあるけどそれを話せる誰かがいたら、
とりあえずは良い
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.7

(レビュー忘れてた)
終始寝苦しい夜の夢なような映画
心休まることはなく、けれどもどこか精力的で
目が離せないような。

キャスティングが完璧で、
脚本や題材を200%増幅してた。

毎日聴くことはな
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

(レビュー忘れてた)

もっと行けた気がする映画
題材も役者も良いけど何かが足りなかった…
全体的に呪術廻戦は心の機微が見えづらい気がする。
感情移入しづらくて、深く知りたくない感じ🧐

呪詛(2022年製作の映画)

-

レビュー書くのに2年くらいかかった。
それくらい観た後「関わりたくない」と思った映画。災厄。
ホラー映画としては最高の褒め言葉です。

嫌なことしかしてこない。陰鬱。不快。
日本で言う穢れの文化に近く
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

視聴ではなく体験であったと
そう思える映画は良い映画だと私は思う。
オッペンハイマーはそういう映画だった。
不思議な体験だった。180分は瞬きの間。

何でもないシーンで涙が出た。
スクリーンの中は拍
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恋の第一歩(2014年製作の映画)

3.1

美術さんが良い働きをしている…!
かわいい
それが話のやばさを中和している

現実では決して許されることではないし
笑えない汗
ただ、フランスの創作なので、なら良いかとなるのが不思議🇫🇷

一粒の麦(2016年製作の映画)

-

この尺でやる脚本ではない…!
横浜のよさも出てないし
ショートフィルムの場合かなり勇気を持って削ぎ落とす作業が必要で
それが難しかったのかなと思いました。

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

3.8

歌の良さと、
それを邪魔しすぎず、けど歌頼みにしないキャラの濃さのバランスが絶妙!
安心して見れる元気映画。
新人も増えてさらに楽しい👏

インシディアス 赤い扉(2023年製作の映画)

3.3

過去の回収?なのかもだけど
そこまで思い入れなく観ていたのでわからず、
あと単純に怖くないし、
テンポが悪かったのが残念
離脱している間に遭遇する縛りができたことで現実と距離ができ、その結果怖さが半減
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.6

予想よりもグロくなく、さっくり観れる

皮肉が効きまくっていて、
良い意味で非日常すぎるので負担なく見れるのは
この手のB級の良いところかも。
フランス人のおふざけは本当毒々しくて嫌いになれない😂

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.1

材料は良いのに、
薄くなっちゃった…という印象
最初台湾なのにマフィアは韓国人で
そんな設定に特に大きな意味もなく
軽率なドンパチで暴力がインフレ。

脳や細胞の話なのに全能の力を持つ、という
だいぶ
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.6

書き忘れてた!!

邦画のお手本。監督の真面目さがわかる。
王道できちんとまとめてるのだけど、
それゆえに驚きや捻りなどはなく、
「次こうなりますよ、準備してね」と言うような脚本で良くも悪くも易しい。
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.6

なんと贅沢な2時間…
あっという間に終わった。
非常に滋味深い。
最後の長回しは特に印象深く、平山の感情が脳に直接染み込むような不思議な感覚になった。


まず冒頭5分で名作だとわかる。
家具や持ち物
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.5

こういう生もあるのかも、という気持ち。
観測に近い…

家族の酷い描写があまりないので、
そこまでひどいか?となってしまう。
もっと酷い言われようとかを知っているから、
家族経営の会社で裕福で
何一つ
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そして、バトンは渡された(2021年製作の映画)

4.1

永野芽郁ちゃんがもう役そのものに見えた。

起きていることは結構辛いことばかりだけど、
バトンがしっかり良い人たちに渡ったから、
終始穏やかなピアノの様な雰囲気。
どこか切なくて、どこか優しい。
そし
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正欲(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

どの視点から描くかで全く違う印象を持ちそう
原作の文体がどうしても好きになれず、映画ならと足を運んだ。

じわじわ〜っともやのような展開が暫く続く。
途中で帰る人もいた。
けれど大半の人が、この物語の
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来る(2018年製作の映画)

3.6

途中まで「何を見せられているんだ」で、
「うわえげつないむりこわいむり」が中盤で
最後はやっぱり「何を見せられているんだ」
で終わるジェットコースター系。

人が一番怖いのよ…ギャグも混ぜて面白いテイ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

まるで遺言のような作品だと思った。
それ即ち、新しい世界への祈り。
過去を振り返らない監督が、
過去と今を曝け出した作品。

むしゃくしゃしてた折に「そういえば」とみた。
あと何回、宮崎駿監督の最新作
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スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.2

1の方が好きだなぁ
しかしなんでこの作品は毎度事件をきっかけに結婚するんだ…やめてくれ恐ろしい

とりあえず日本の警察のサイバー事件捜査大丈夫かって風評被害出そうなくらい警察がガバガバで変な危機感を覚
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きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.6

思ったより良かった!!
脚本と展開の勝利。
なるほどそういう解釈と読後譚もできるねと。
低予算だろうし細かいところは逆に良いと思えた。
そもそもSNSで生まれた都市伝説だし、
クオリティ高い怖い描写よ
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.7

だいぶ前に見てレビュー忘れてた💦

暴力の連鎖への警鐘。
監督であるガイ・ナティーブが、出資を募るために自費で作った短編映画だそう。
だからこそ短い中にこれでもかと演出の旨さ、脚本の旨さ、ストーリーの
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

大人も子どもも、あの頃の自分に会える映画
あの頃マリオになって、何度も諦めずにステージをかけ回り、クッパと戦いピーチに出会った
ルイージに癒されたし、
ドンキーは粗野だけど強かった
マジックボックスを
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

すべてがうつくしい映画。
光と水と自然とティモシーの調和が芸術的。
夏の、暗くなりかけた湿った空気や
水に濡れて乾きかけの体の気怠さ
そんなやわらかさを具現化したような映画。

登場人物も、環境も服も
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ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.3

久しぶりに全編ちゃんと観た映画。
賛否両論ありそうだけど私は刺さりました。
草なぎ剛の女装に違和感あると書いてる人がいるけど、そりゃそうだよと思う。性自認と身体の性が違う違和感。それがトランスジェンダ
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

決して自分は折れないと、
信じてくれる人がいる強さ。

噂に違わぬ極上映画。
こんなん何回だって、何度だって、100万回観ても飽き足らない。

まずバスケとロック合わせたの天才か?
めちゃくちゃ良いラ
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

難解。でもなんか楽しい!
次がわからなくて心の変な部分が揺さぶられる。
普段使ってない筋肉を使うような、そんな違和感。
でもなんか楽しい!からいいか!ガハハ!
みたいな、混沌とカラッとした爽快感が同居
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.6

題材も雰囲気も良いのに、
なんとなく黒木華の演技が合わなくて気が散ってしまった。全体的に静かで穏やかな映画なのに、彼女だけ荒っぽい。電話の切り方が異様に早かったり、間の作り方が雑に感じたし、海?で叫ぶ
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

濃厚な人間ドラマ!
ドラマのシーズン3つ分くらいの満足感と凝縮感。
ラストが有名だけど、ラストよりそこまでの日常とか、演技や撮影方法が好き。

演技はまず主演の2人が、この役をやるために生まれてきたの
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.2

静かで暗い雨のなか、歌い続けるような
そんな悲しみが終始ついて回る映画。

実話とは思えない凄惨な仕打ちと壮絶な人生。幼い頃から働かされ食事制限どころか覚醒剤を与えられ。実の親でさえ頼れず、心無い中傷
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.5

なんて素敵な映画。
白黒なのに、今までで観た映画の中で群を抜く鮮やかさを感じました。

優しく、他人の幸せを優先してしまうジョージの姿は、時に何かしら損をした気分になる、人間の普遍的な哀しみや後悔の性
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2つの人生が教えてくれること(2022年製作の映画)

3.7

過ぎたこと
選ばんかった道
みな 覚めた夢と変わりやせんな

という、別の映画の台詞がふと思い浮かんだ。
色々な選択肢が繊維の数ほど目の前にある今だからこそ、心に突き刺さるし勇気をもらえた。
「計画」
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.6

だいぶ前に観たのにレビューしそびれてた!
痛烈な皮肉。
こわいことに目を背けて、
ニュースをエンタメにしたがる
背けたい現実もそりゃあるけれど
本当に隕石が迫ったらこうなりそう
こわいこわい。
アニメ
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

何この名作…もっと早く観ればよかった
今この歳で見るのが最適な気がする
家族とか人の喜怒哀楽が尊くて、泣けるシーンでもないのになぜか涙腺が緩む
静かで暖かい、春の雨みたいな物語。

美術さんとカメラマ
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わたしは最悪。(2021年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

あいたたた、となるアラサー女子の話。
何とも「共感した!」とは言いづらい映画だが、
独特であると信じたい、子どもを産む前に何かになりたい、何かをなしたいと足踏みする気持ちは、共働きの現代誰もが思う葛藤
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

監督と解釈違いした…小説からはここまでの重さは感じなかった、ライトでいて余韻が爽やかに残る何とも言えない魅力があった。
一方映画はとても長い。そして1秒1秒問題提起しようと訴えてくる。生きづらさガンガ
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名探偵コナン ハロウィンの花嫁(2022年製作の映画)

4.1

めちゃ良かった!!!
コナン映画の中で一番争うくらい☺️
安室さんという、あの令和のツボ押さえたイケメンを作り出した青山先生?担当?のマーケティングすごいよなあ
ただでさえ人気なアニメなのに興行収入を
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