アマプラで。
久しぶりにいい映画観た。
戦争や当時に関することは全部悪いこととか、タブーというか、少しでもよく表現すると戦争賛美と思われそうで基本言えない。日本は負けたし、戦争映画となるとどちらか、どこかが悪にならなきゃいけないし、戒めとしての側面が強くて重くなる。
これは別に本当の意味での戦争映画ではないけど、当時の日本が描かれてるのも、戦艦や戦闘機や、搭乗員が描かれてるのも良かった。ゴジラと戦うためなので、悪になりすぎず描かれててカッコよかった。
個人的に軍事系？の映画は単純にカッコよくて好きなのだけどそうすると今度はエイリアンになっちゃう。ゴジラもある種ではそうかもだけど、よくある宇宙から侵略されるやつとはやっぱり歴史とか重さが違うと観てて感じた。
地球を支配下に置くメリットデメリットとか、数の戦いじゃない、ゴジラの姿をした恐怖と人間の生存を賭けた戦い。
人間がどんだけ弱くて脆くて、でも立ち向かうと覚悟したらどんだけ強くなるか。
いろんな映画がいろんな国で、いろんなふうに作られるけど、日本のこの泥臭くも刹那的な命の捉え方はとても美しく思う。
集団で一つと戦う時の団結力も、やっぱりなんか日本らしさがある。
いい映画はどこの国でも作られるけど、こういうのは日本じゃないと作れないだろうなと思った。
個人のことであれだけど、最近ほんとに面白いと思える映画がなくてつまらなかった。
どこの国にも人種にも、配慮してると感じる場面が無かったのもよかったのかもしれない。
何度も観たくなる気持ちがわかった。
よかった。
