賢くてかわいい犬

ゴジラ-1.0の賢くてかわいい犬のネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラ映画というより戦争映画

戦後という題材そのものがしんどい
個人的に主人公が好きになれなかった

特攻隊に所属しながら前線に出ず隠れてとんぼ返り、ゴジラ戦もビビって逃げ出す、ノリコと子供と家族同然の生活を続けながら籍は入れない腰抜け
もうこの時点で好きになれない
人間らしいっちゃ人間らしいけど

俺の戦争は終わってない←知らんがな
家族の幸せ願うならせめて今ある幸せを形にしてやれよ‼︎という気持ちになった

ノリコが爆風に襲われたのを機に一念発起して子供は有り金と共に近所の人に押し付けゴジラに敵討ち!って流れもモヤる

この時代特有なのかわからんけど、自己犠牲払える奴こそが正義であり英雄っていう男のプライドみたいなものがまじで苦手

せっかくノリコに救われた命を一瞬で投げ打つし、子供にとっての親は自分しかいないのに当然のように置いていく神経が見ていてモヤモヤした
せめて「絶対に俺は戻ってくる‼︎」と周りに宣言してから行け腰抜け

ゴジラ倒せたのは運みたいなもんだし精神論とギャンブルの神風特攻隊スタイルが好きじゃないのであれでハッピー!は理解できなかった

あと最後のノリコのアザはゴジラになる前兆か何か?人間に擬態したゴジラ?だとしたらあの爆風で生きてたのも納得がいくかも

色々感情が揺さぶられたという意味でこの映画は面白かった