まーしー

ロスト・フライトのまーしーのレビュー・感想・評価

ロスト・フライト(2022年製作の映画)
3.0
飛行機が不時着したのは無法地帯の島。その結果、乗客たちが反政府組織の人質となる。
ジェラルド・バトラー主演のサバイバル・アクション。

安定のバトラー作品といったところ。
今回のバトラーは機長の役。だから飛行機の操縦は安心そのもの。たとえ乱気流に遭遇しようとも、とても頼りになる。
しかし、反政府組織との対決ともなれば、そうはいかない。そこは、機長としての役割の範疇を超えているのだろう。

ただ、本作にはバトラーの頼もしい相棒が登場する。
感情的に行動しようとするバトラーに「待て」の指示を出すなど、バトラーと良いコンビを組んでいる。
そして、人質の救出劇・脱出劇は、息を飲むようなピンチの連続。九死に一生を得るような内容が続く。
ご都合主義的な展開は否めないが、個人的にはこれで良いように思う。

全体的には、無難にまとめられている印象。
大きな捻りもないので、ストーリーも解りやすい。
何かが突出した作品ではないものの、多くの人に安定した楽しさを与えることだろう。