やっぱり黒の組織の面々が出てくると緊張感がより一層増してなかなか良い。でもあまりにも人数が多いから全員を平等に出すわけにもいかない。そうなると何人かはノルマ的なセリフを発した後すぐ解散、みたいな感じになるのだが(特にジン)今回はウォッカが典型的な悪役らしい悪役をしていて新鮮味があった。
今回はいつも映画で子供達のお守り役にやることが多い灰原にフォーカスを当てている。普段コナンに関わりたい雰囲気を出していながらなかなか控えめな態度を貫き通している灰原が危機的状態に陥る。そして絶体絶命の危機でコナンと深くコミットメントする必要が生じて普段よりオープンになる。みたいな筋書きなのだがラストはちょっと甘々すぎる...(褒め言葉)糖分120%過剰摂取で身がもたない所だったけれどもラストの主題歌の透き通るような歌声によってほどよく中和された。
総括すると最近のコナン映画の中では個人的に一番好きだった。
