もみや

名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)のもみやのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

最高傑作だった…!!
好きなキャラである哀ちゃんのお話で、VS黒の組織という超危険な戦いともあって、いちばん感情移入した作品だった。

いきなり組織に正体がバレて、哀ちゃんが拉致される。蘭・阿笠博士・コナンが必死で阻止しようとするも逃げ切られる。この時見せた博士の本気と涙にグッときた。日頃一緒に生活している博士にとっては娘のような存在なのかもな、とか色々考えながら。

その後、捕えられた潜水艦からキールの協力を得てなんとか脱出。助けてくれるのは嬉しいけど、キールの身の安全も心配で仕方なかった。ジンがずっと恐ろしすぎる。

そして、久しぶりに映画で発動した「眠りの小五郎」。パシフィック・ブイ内で起こった殺人事件を見事解決し、潜入していた組織のメンバーの正体を暴くも逃げられる。そこではコナン=工藤新一ということもバレてしまう。そのメンバーはその後命を落としたから組織に知られることはなかったけど、ここもドキドキした。

いよいよ終盤。
「黒の組織のメンバーが乗る潜水艦を沈め隊」に選ばれたのは赤井さん。コナンくんと安室さんと協力し合って見事潜水艦をビックロケランで撃破。ここみんなカッコよかった。成功した結果命の危機に陥ったコナンくんを助けたのが哀ちゃん。海中で人工呼吸し、共に浮上。ここが一番の名シーン。ここから陸で蘭ちゃんに唇を返すまでの哀ちゃんが抜群の破壊力。言葉も表情も完ペキ。海中からみる星空が綺麗でした。

エンドロールでスピッツを聴きながら、少年探偵団のみんなとの再会や、博士の家でくつろぐ哀ちゃんが嬉しかった。日常が戻って本当によかった。

今作は色んな登場人物に感情移入してかなり心を動かした。それだけ、みんなにとって哀ちゃんの存在が大きいものだと確認できた。コナンくんも哀ちゃんも大変な運命の中をこれからも進むと思うけど、どうか安らかで幸せな日々をみんなと暮らせることを祈ります。
もみや

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