モフモフモサモサ

怪物のモフモフモサモサのネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ハシゴの一本目(後に65)

あとからジワジワ来る映画。
多分自分は読みきれてないです。皆さんのレビュー見て勉強しまっす!


ネタバレ厳禁です。たいしたこと書いてませんが、ご注意を。
(これから鑑賞される方は、調べないでまた予告すら見ない方が良いです)






今見ているものが全てではないということ。
表面は火事から台風までを視点を変えてループする物語。3周して浮かび上がるものがあります。そうなのきゃ。

不穏な雰囲気のまま進んで薄々感じるそれ(イジメ?)に、正直しんどいなと思ってたらば、次から次へと変わる展開のせいか気付くと食い入るように見てました。

どう終わらせるのかと思ったら、さすが是枝監督作品、何気なく爽やかにキレイに終わったと思わせる(褒め言葉)。キレイに…監督作品であることがミスリード。

大人二人が覗き込む窓の下と台風一過のあとの子供たち…最後だけ辻褄が合わないのはやっぱり…。

映画が終わっても、子どもたちの言葉を借りれば「何も変わってない」のか、それとも…。
これ現実の最後は、やっぱり先の大人二人が覗き込む窓の場面なの?晴れた世界で2人が進む先に線路の柵がないもの(気づいたときのトリハダ)。台風で飛ばされた?色々と解釈できて、

心をどこに持っていけばよいのか分からない不思議な余韻が残ります。

で、本筋ではないけれども、
誰か奴らに制裁を頼む。