このレビューはネタバレを含みます
劇場鑑賞作品。
是枝裕和監督、最新作。
こんなもん観る以外の選択肢はない。
しかも、カンヌで脚本賞も獲り、期待は高まる。
で、だ。
相変わらずの子供遣いの巧さ。
これが演技かよと、もう何なら怖い。
視点が変わることで、この世界の真実も変わる。
誰が「怪物」なのか。それぞれの人物に「怪物」は居る。あの人にとっての怪物は、その人にとっての大切な人なのだ。
皆が狂っているようで、誰も狂ってなどいない。
正解を提示しないし、そもそも正解などない。
是枝裕和監督作品だなぁ、これこれ、と感じ入りながらじっくり観た。私の好みの作品だ。
是枝裕和の描く美しくも苦い世界が好きなのだと思う。多分。阿呆の私には深いことは分からないが。
怪物は誰か。誰しも怪物だ、と思う。私もあなたも。
星は3つと迷って、やっぱり4つ。4.0としたい。
校長の刑務所での面会での折り紙のシーンの意味が私には分からなかった。誰か教えて欲しい。
あと、あのタイミングで飴を食べるのは、ない。それは、ない。