フランシーヌ

怪物のフランシーヌのネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

同性愛を謎解きの結論に持ってきてはいるが、はっきり言ってそこに登場人物の感情を感じないただの道具にしか思えなかった。
当事者が複雑で耐えられない感情を押し殺し生きている爆発にする展開にしては物語が弱過ぎる。
『羅生門』の構成は観る側を退屈させない手法なので皆さん引きつけられと書くのはごもっともだがもっと細部に目を凝らせて欲しい。
最悪なのは結局性欲で結論づけようとした事。小学生に性欲はキツくないか?
中学生位ならまだわかるが。
昔同じような映画で同性愛と少年愛を微妙に描いた映画があったが、あちらの直裁でない描き方がやはり優れていた。
誰も救われない。それが現実?
せめて映画というフィクションの中では幸せにして終わりなよ。
ダメでした。